連合会とは
岡崎市障がい者福祉団体連合会とは
岡崎市内で活動していた心身障がい児・者の団体が、福祉会館ができるなら障がい者団体の事務所が欲しいという要望を提出し、平成4年8月に発足。平成5年から福祉会館に事務所を置き岡崎市障害者福祉団体連合会として活動を始めました。
連合会は、加盟する団体の会員から構成されています。発足以来、加盟団体相互の情報交換、親睦交流の日帰りバス旅行等を実施しています。
平成21年4月にNPO法人となり、現在では岡崎市の委託を受け、障がい者スポーツ大会・作品展の開催、委託業務における障がい者雇用、福祉の店・喫茶店の運営等、広く一般に対し、障がい者への理解と交流の促進を図る事業など福祉の増進に寄与することを目的としている団体です。
理事長挨拶
理事長 加賀 時男
岡崎市障がい者福祉団体連合会は、障がい者の自立を目的とし、平成4年8月に発足した団体です。平成5年からは福祉会館に事務所を置き、その後平成21年にはNPO法人となりました。現在は岡崎市からの委託を受け、障がい者のスポーツ大会や作品展の開催、障がい者雇用や福祉の店・喫茶店の運営などをしています。このような活動を通じて、広く障がい者への地域の理解や交流の促進を図っています。
また、障がい者本人やその保護者などが抱える問題や悩み、福祉施策への提言などを行政に陳情するということも、連合会にとって大きな使命のひとつです。障がい者やその保護者が一般の人々と差別なく地域で共存していくためには、当事者ひとりひとりの声をしっかり取りまとめ、今後も積極的で前向きな啓蒙をしていきます。
しかし今、連合会全体では会員減少と高齢化という問題に直面しています。本人たちの声をひとつでも多く届けるため、そして、活動の機会をひとつでも増やすために、新たな会員の募集をお願いしたいと思っております。連合会では、障がいを持つ親同士の定期的な交流はもちろん、自立更生者の表彰を推薦する機会もあり、社会で働く意欲向上にもつながります。連合会事務局でご相談も受け付けていますので、地域と障がい者とがつながる拠点としてどうぞお気軽にご連絡ください。
障がいを持つ人やその家族が社会で明るく生きていくために、誰もが幸せに暮らせる社会を目指す「ノーマライゼーション」を理念に掲げ、連合会はこれからも歩みを進めてまいります。
【現場の声】
自分らしく働く障がい者の方々
岡崎市障がい者福祉団体連合会には、市から委託を受けた施設で
いきいきと働く会員が多く在籍しています。
仕事に対するやりがいや思いをご紹介します。
市の発展に貢献できているようにも思えて、とてもやりがいを感じます。
廃棄物再生利用施設(リサイクルプラザ)勤務 廃棄物計量業務
リサイクルプラザは、体力的な負担もなく高齢者でも楽しく働ける職場です。また少なからず行政の事業に関わることで、市の発展に貢献できているようにも思えて、とてもやりがいを感じます。
この施設では毎日多くのごみを目にするので、資源循環の難しさや大切さを、身をもって体感します。岡崎市では、ごみ収集車に子どもたちが書いた絵をプリントしているのですが、そのイラストを見ているととても素朴で温かい気持ちになれますね。子どもたちの未来のために、ごみに対する意識を変えていかなくてはと思いながら、毎日過ごしています。
仕事を通じて多くのものを得ることができました。
岡崎市中央クリーンセンター 廃棄物計量業務
今までは、毎日家と施設とを往復していた僕でしたが、「岡崎市中央クリーンセンター」で働き、社会とつながれるようになってからは毎日がいきいきしていると感じています。免許も取ることができましたし、職場の仲間と食事に行くこともあります。仕事を通じて多くのものを得ることができました。障がいのある体なので、特に健康管理には人一倍気を付けています。定年まで元気に過ごし、少しでも他人の役に立てるように頑張っていきたいです。
頼れる仲間と一緒に頑張って働いて、生活面で自立して家族を助けてあげたいです。
資源化施設 資源物選別処理業務
私の仕事は、資源として集められたペットボトルをさばいたり破いたりすることです。女性として体力が必要な仕事ではありますが、おかげで顔や体が少しシャープになってきたような気がします。この仕事を通じて学んだことは、挨拶や連絡、報告をしっかりすること、状況を判断すること、嘘をつかないこと、なにかあったらすぐに相談することです。頼れる仲間と一緒に頑張って働いて、生活面で自立して家族を助けてあげたいです。
わずかな時間でもあいさつをしたり会話のやりとりをしたりするのが、とても楽しいです。
岡崎市民病院勤務 入室管理業務
病院に出入りする関係者や業者の人に、名簿への記入と名札を渡す仕事をしています。朝は7:30と少し早めですが、その分早く終われるので、毎日充実して過ごせていますよ。わずかな時間でもあいさつをしたり会話のやりとりをしたりするのが、とても楽しいです。ここを訪れるたくさんの人に少しでも好感を持ってもらえるように、明るい笑顔で接することを心がけています。
自分の内面も磨くことができる良い職場だと思います。
岡崎市役所勤務 庁舎周辺管理業務
岡崎市役所の各玄関や駐車場に立ち、立哨をしたり美観の保全をしたりしています。市役所の入り口の場所やお問い合わせの多い課への案内をすることもあるので、しっかり覚えておくようにしています。市役所を訪れた人が、少しでも気持ちよく来て帰っていただけるように気を付けています。数字では表すことのできない人との対話から、自分の内面も磨くことができる良い職場だと思います。
一緒に頑張る仲間が「ずっとここで働いていきたい」と思えるような職場を作っていけたらと思っています。
岡崎市立中央図書館(りぶら)勤務 返却本の仕分け業務
図書館のバックヤードで、返却された本の仕分け作業を行っています。全国でも数台しかないという珍しい自動仕分け機を使いますが、一日で扱う本の数は平均で約3000冊にものぼります。他の障がい者の人とも協力し、お互いに助け合いながら業務にあたっています。
「りぶら」の開館以来この仕事をさせていただいていますが、毎日多くのことを学んでいます。一緒に頑張る仲間が「ずっとここで働いていきたい」と思えるような職場を作っていけたらと思っています。
これからも健康に気を付けてテキパキと業務をおこなっていけたらと思っています。
岡崎市八帖クリーンセンター勤務 廃棄物計量業務
一般や事業者から持ち込まれた可燃ごみを廃棄するための、計量や識別をしています。お客様の中には、ここに持ち込めないごみを運ばれる方もいますので、適切な施設へのご案内することもあります。この仕事をしていると、ごみの分別に詳しくなれるので、実生活でもとても役に立ちます。これからも健康に気を付けてテキパキと業務をおこなっていけたらと思っています。
組織図
加盟団体
連合会は、加盟団体に入会することにより会員となります。
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岡崎市身体障がい者福祉協会(身障会)
身体障がい者の自立更生と福祉の増進に努め、会員相互の連絡を図り社会に積極的に参加し、社会福祉に貢献することを目的としています。
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岡崎市手をつなぐ育成会(育成会)
知的障がい児・者の親を会員として、知的障がい児・者の自立と社会との共生を目指し活動を推進しています。
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岡崎肢体不自由児・者父母の会(父母の会)
設立昭和34年4月14日 身体に障がいを持つ子どもの親の会です。
愛知県肢体不自由児・者父母の会連合会(愛肢連)や全国肢体不自由児・者父母の会連合会(全肢連)を通じて、県や国への要望を上げたりしています。 -
岡崎地域精神障がい者家族会(せきれい会)
隔月ごとの、おしゃべり会と研修会で、話し合い、そして学び合う精神障がい者の家族会です。(当事者も含みます)
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岡崎市聴覚障害者福祉協会 (岡聴会)
岡崎市聴覚障害者福祉協会は、1947年(昭和22年)に「岡崎ローアクラブ」として発足しました。市内の障がい者団体としては一番古いのではないかと思います。時代の流れと共に「三河ろうあ福祉協会」、「岡崎ろうあ福祉会」に変更され、現在の「岡崎市聴覚障害者福祉協会」(略称:岡聴会)に至っています。
または、愛知県聴覚障害者協会、全日本ろうあ連盟と連帯して活動を行っています。
概要
名称 | 特定非営利活動法人 岡崎市障がい者福祉団体連合会 |
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代表者 | 理事長 加賀時男 |
住所 | 〒444-0011 岡崎市欠町字清水田6番地3 友愛の家内 |
電話・FAX | 0564-23-8890 |
結成 | 平成 4年 8月 |
法人設立 | 平成21年 4月 |
委託業務先
岡崎市中央クリーンセンター | 岡崎市板田町字西流石2番地1 |
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岡崎市八帖クリーンセンター | 岡崎市八帖南町立島2番地1 |
廃棄物再生利用施設 (リサイクルプラザ) |
岡崎市高隆寺町阿世保5番地 |
岡崎市民病院 | 岡崎市高隆寺町字五所合3番地1 |
岡崎市立中央図書館 りぶら | 岡崎市康生通西4丁目71番地 |
資源化施設 | 岡崎市才栗町霧ヶ洞31番地1 |
岡崎市役所 | 岡崎市十王町2丁目9番地 |
自主運営店舗
福祉の店“ふれあい”東公園 | 岡崎市欠町大山田1番地1 |
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喫茶ラオン | 岡崎市欠町字清水田6番地3 |
役員
理事長 | 加賀 時男 | 身障会 |
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理事 | 山本 一夫 | 身障会 |
理事 | 浅野 宗夫 | 育成会 |
理事 | 小池 喜代美 | 育成会 |
理事 | 荻野 義昭 | 父母の会 |
理事 | 加藤 歩 | 父母の会 |
理事 | 服部 俊子 | せきれい会 |
理事 | 坂本 国士 | 岡聴会 |
理事 | 早川 正美 | 岡聴会 |
理事任期 2024年6月1日~2026年5月31日 | ||
監事 | 小笠原 盛久 | |
監事 | 加藤 法保 | |
事務局 | ||
事務局長 | 山本 真栄美 ※ | |
職員 | 鳥山 京子 | |
職員 | 米津 安子 | |
※人事・労務担当・公正採用選考人権啓発推進員・資源化施設指導員兼務 |
沿革
平成04年08月 | 岡崎市障害者福祉団体連合会発足 [加盟団体]
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平成13年 | 東公園福祉の店”ふれあい”オープン |
平成16年 | 才栗作業所資源物選別処理業務(びん・発火性危険ごみ)(委託)開始 |
平成17年09月 | 資源化施設資源物選別処理業務(ペットボトル)(委託)開始 |
平成19年 | 岡崎地域精神障がい者家族会が加盟 |
平成20年 | 視覚障害児(者)親の会が脱会 ひまわり会が育成会に統合 岡崎市立中央図書館りぶら返却本の仕分け業務(委託)開始 |
平成21年4月 | 任意団体からNPO法人となる 特定非営利活動法人岡崎市障がい者福祉団体連合会と名称変更 |
平成26年4月 | 身障会の従業員が連合会に移籍 廃棄物計量業務(中央クリーンセンター・八帖クリーンセンター・リサイクルプラザ)(委託) 岡崎市役所庁舎周辺管理業務(委託) 岡崎市民病院入室管理業務(委託) |
平成28年 | 岡崎市聴覚障害者福祉協会が加盟 |
平成30年4月 | 福祉会館から福祉の村友愛の家に事務局移転 友愛の家交流スペースにて”喫茶ラオン”オープン |
令和2年6月 | 資源化施設不燃ごみ選別処理業務(委託)開始 |